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ショートクランク

宮古島大会の復活2位、勝因の1つになったのは、ショートクランク。今回使用したのは、実は143mmです。
わかる方にはわかる、この短さの異常さ。
シマノで出しているクランクは、最短で105シリーズの160mmですが、上位グレードのデュラエース、アルテグラは165mmですので、それより2cm近く短いです。
数年前、だいぶ早めに短めのクランクにして、170mmから165mmを使用していましたが、どうもそれでもしっくり来ないので、思い切って143mmに専門工場に出して加工してもらい、この冬からトレーニングで使用しました。
このくらいバサッと変えないと、ショートクランクの動きがわからないからです。
トレーニングで効果を体感し、漕ぎ方を研究、今年初戦のレースを犠牲にしてみることにしました。
かなり不安でしたが、3月のサイパンと先日の宮古島に実戦投入。その効果は大きかったです。
細かい数値は企業秘密ということで伏せておきますが、宮古島では、過去のロングのデータより平均パワーが20Wくらい上がっていました。
その分、タイムも2017年4:43:10から、2019年4:36:17に約7分短縮しています。
メリットは、股関節が詰まりにくいということ。
長いクランクは、テコの原理で3時からのパワーは出しやすいですが、その分脚が上死支点で上がりすぎて、股関節が窮屈になってしまいます。
窮屈になれば、慣性モーメントが止まりがちになり、ゼロからの踏み出しに近くなります。
そこで余計にパワーを使ってしまいます。
但し、ショートクランクにしても、ポジション、漕ぎ方を合わせていかないと意味がありません。
ダイヤモンドの原石を獲得しても、磨けなければ意味がないのです。
ポジションは、ショートクランク用にフィッティングし、ペダリングの意識を変えていきます。
なぜなら、短いので、すぐ下死点に到達してしまうからです。
ショートクランクは、その人の体格、また踏み方、脚力、股関節の柔軟性、競技の種類によっては効果が得られないこともあります。
元々、股関節の柔軟性のある人は長いクランクでも詰まりにくいですし、パワーをかけて踏める人はショートクランクにしなくても問題ないかと思います。
競技的には、ロードの選手はDHバーを持たないので、上体をトライアスロンほどかがめません。股関節の詰まりはそれほどないので、ショートクランクにしても効果は得にくいと思います。
短いので、下死点でのパワーをかけるダンシングもきつくなります。
海外のトライアスリートも、近年ショートクランクを使用し始めていますが、少し前のデータでは、確か女性は男性に比べて少し長めでした。股関節が柔らかいから、それほど必要ないと私は見ています。
導入した方がメリット大きいであろう方は、パワーが出にくい人、小柄な人、膝下が長い人(長いと上死点で上がりすぎる)、ハンドルが低い人(前傾姿勢になる人)、股関節が硬い人などです。
私の場合、交通事故で両脚で3箇所筋肉切れたままになっていますので、パワー出しにくく、脛骨が長め、股関節硬いですので、ショートクランクの方が合っています。
ショートクランクを安易に導入する前に、自分に適しているのか、また導入後はどうしたらいいかをしっかり考えれば、いい武器になっていくアイテムです。
以前より受注していたショートクランク受注加工、既に多くの加工を行っています。気になる方はお問い合わせください。
加工料金、導入後のアドバイスをお伝えしています。
スマートコーチの会員の方には、非公開の宮古島レースレポート(現在作成中です)などでお送りします。
そんなはずはない、いやその理論は間違っているという意見は色々あると思いますが、お伝えしている理論は、あくまでも個人の研究、レースでの結果をもとにお伝えしています。参考材料として考えてもらえればと思います。
よく、理論を発表すると、いいところだけかいつままれて一人歩きをし、誤解が生じることがありますので...
サドルの高さをミリ単位で調整はしますが、クランクの長さはそれほど考えられていないので、一考の余地はかなりあると思います。
加工は、今のところシマノ限定です。

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